みーちょ☆みーちゃの世界観


— 物語概要 —

数千年ぶりに天上界に住う神々から音楽のコンペティションへの参加要請が届いたネコの楽園トーガ。
この音楽コンクール上位 12 種に勝ち残った動物達には、新たに干支に加えられるチャンスが巡ってくる。
トーガを支配する最高位祭祀である「カップッチョ王」は、俄然このチャンスをモノにすべく世界中から音楽能力に長けたネコを探し、
"神の使い"であるアモルッチョ(守護天使)を 派遣して「みーちょ」を収集、ネコ編成による"交響楽団"を結成するのである!
様々な性格のアモルッチョ達に選ばれた世界各地の音楽ネコ「みーちょ」と「みーちゃ」。
果たして彼らは見事神様のお眼鏡に叶い、干支の一種に加えられるのか!?


☆「みーちょ」って何?

みーちょ∗1)とは、「アモルッチョ」と呼ばれる守護天使が神様から指定された、ある一定の条件を元に選ばれた猫の心の中に住み着き、人間と同程度の知能や能力を得た特殊な猫の事です。そのため、普通一般に地上で見かける家猫や野良猫とは少し違います。
この物語の主人公「駒(こま)」君などオスが「みーちょ」で、「登喜(とき)」さんなどメスが「みーちゃ」です。



☆アモルッチョ∗2)について–1

「アモルッチョ / Amoruccio (守護天使)」って?

天上界の神々の僕(しもべ)として生まれる天使の一種族で、高尚な徳を積み精進する為に日々努力しています。
彼らは通常、人間や他の動物達には見えず、声も聞こえず静かに活動しています。 しかし人間や動物の耳元で囁くことで最良の選択を促し、悪い方向へと行かない様に"善" や"正しい行い"へ導いているのです。
アモルッチョの多くは人間も含めた動物の心の中に住み付き、その動物達の守護を目的としています。
彼らの身体的な特徴として、人間の様に性別はなく、生殖の部位を持っていません。 しかし彼らの体には、代わりに神様から地上で生活している動物の体の一部分がそれぞれ 任意の箇所に与えられています。 例えばこの物語の主人公のアモルッチョ、チャミーは口がアヒルで、ナポリ生まれのみー ちょ「ラフ」のアモルッチョであるザネンは鷹の翼を背中に持って生まれています。
彼らアモルッチョは人間と同じ様に食事を取り、お酒も飲みます。 食事は主に果物を摂取します。 しかし、かの有名な「アダムの林檎」の様に神様から食べることを禁止された果実もあります。 そして排尿、排便、放屁、嘔吐もしますし、お風呂やパズルが大好きなアモルッチョなど、 多種に渡ります。

                    


これらは"全ての動物及び生命は平等である"という、神々の御心をアモルッチョの体に反映してデザインされています。 つまり動物達を虐めたり、動物達の命を粗末に扱うと言うことは神の使いであるアモルッチョ=守護天使を攻撃している、つまり"神々の考えに反している"、"正義を冒涜している"、ということを伝えたいのです。


☆アモルッチョについて–2
「フォルツァ∗3) / Forza (魔法)」と「バストーネ / Bastone (天使棒)」とは?




守護天使のアモルッチョ達は「フォルツァ / Forza (魔法)」と呼ばれる彼ら独自の魔法を使う事ができ、例えばアモルッチョがそのフォルツァを使えないと、生きたままネコの楽園 トーガには入れません。 また、アモルッチョの魔法「フォルツァ」を使うには、彼らが一人に一本づつ持っている 「バストーネ / Bastone (天使棒)」を必要とし、このバストーネがとても重要で、フォルツァの効果の鍵となります。

フォルツァを使うには神々の許可が必要です。 許可を得る為には彼らアモルッチョ達が、アモルッチョ達独自の言語で天に向かって大声で神々に宣言する必要があります。 また、バストーネを構成している素材やエネルギー源はカミナリで、バストーネはアモルッチョ以外でも誰でも使う事ができる為、悪い考えや心の持ち主の手に渡ると破壊兵器 の様な武器となります。大変な事になってしまうのです!
これらの理由により、アモルッチョ達は片時もバストーネを離さず、絶対に誰にも渡さないのです。


☆どうやって生きたまま「ネコの楽園トーガ」に入国できるの?

まず最初に、それぞれのみーちょが住んでいる街や都市で最も強い"聖なる力"を持つ神聖な場所「ドゥオーモ∗4) / Duomo (神聖なる場所)」を探す必要があります。 それらは日本の神社であったり、キリスト教の教会であったり、仏教の寺院であったり、 それぞれの国の"潔白で神聖なる場所"の事です。 その中に一箇所、ネコの楽園トーガへ向かう最初の入り口である「イングレッソ / Ingresso (入り口)」があり、そこを通ってアモルッチョと共に中に入り、トンネルの様な 場所を潜り抜けると「スカーラ / Scala (天国への階段)」が霞と共に出現します。

その階段を上に登っていくと、遂にトーガへ入国するための扉「ポルタ / Porta (楽園の扉)」 が目の前に立ちはだかります。
最後にポルタの前でアモルッチョがフォルツァを使い、扉を通ってやっとネコの楽園に入国できます。
ポルタを開ける為のフォルツァの宣言は、

サ・オウ!

サ・フェッ!

サ・ゲッ!

(うぅ~~~) チャパ・キー!

です。



☆みーちょ達の音楽とは?

全てのみーちょ、みーちゃ達は、原則としてバイオリン族のどれかを弾けますが、それに加えてそれぞれ得意とする楽器を持っている者も多くいます。
例えばこの物語の主人公みーちょの駒君はウクレレが得意です。



何故なら飼い主の加藤海斗君がウクレレとマンドリンを演奏するからです。


☆みーちょ達のトーガでの規則

元来ネコの楽園トーガは地上で死亡したネコの魂の安住の地であり、天国です。 そこに守護天使のアモルッチョが導いて(守護して)いるとはいえ、生きたままの体を持つみーちょ達は制限された時間内でしかトーガには居られません。
制限時間が近づくと、みーちょ達はアモルッチョの案内と共に、またそれぞれの地上各国の飼い主の元に帰って行くのです。




☆トーガの建造物、町の作られ方について

ネコの楽園トーガは地上(人間界)とリンクしており、主に人間が地上で建物を作るとトーガにも同じ様な物が出現します。 しかしそれらは楽園で暮らすネコの魂達に都合良く目的も外観も自動的に変更されます。
また、地上でその建物が破壊されたり増築されたり改変されると、トーガのその建物も同じ様に消えたり、更地になったり、若しくは新しく作り変えられます。 その為いきなり自分が住んでいる家を消され、怒って人間に抗議するため地上へ降臨するネコの魂もいます。 それらを人間は"悪霊"と呼んだりします。



☆その他では何が地上とリンクしているの?

主に文化などもそのまま地上とトーガはリンクしています。 例えばトーガで聴くことのできる曲は地上で人間に作曲されたものが多く(しかし天上界で天使が作曲する曲も多くある)、最初に地上で作られ、それがそのままトーガにも発生します。 その為昔のトーガの国の形や文化、習慣などは現在のトーガの姿とは違います。
文化や外観は常に地上と同じ速度で更新されていきます。


☆なぜ音楽楽団にみーちょなどの"生きたままのネコ"が必要なの?

トーガは元来ネコの魂を救済する為の聖なる場所です。
この楽園は慈愛と安らぎに満ち満ちており、争いや競争といったものとは無縁の場所です。 その為ネコの魂達もゆっくり過ごすためにここに住み着いています。
(トーガはいわゆる天上界の国ですから、元の飼い主などを天界から見守る為、人間には見えませんが下界に降臨し、その魂だけで寄り添っている心優しいネコもいます。)
つまり、ゆっくり、まったり休みたいのです。 そして救済されたネコの魂はやや透明で体が少し透けており、楽器などを手で掴んで演奏するのは困難である事も理由の一つです。



かくしてネコを代表する世界中から選ばれたみーちょとみーちゃ達は、次回開催される神様主催のコンペティションで上位12位内に入選すべく、人間の力も借りながら日々音楽の練習に精を出しています。
この物語は彼ら「みーちょ」と「人間」の愛や友情、団結力、そして奮闘とおバカをお伝えする世界初(おそらく)のネコによる"だらだら系"の物語なのです!


注釈
∗1) 「みーちょ」、「みーちゃ」とは本来イタリア語で、動物の「ねこ」を指す俗語です。日本語での「にゃんこ」とか、「ネコちゃん」などと同等の意味を持つ言葉です。
∗2)「アモルッチョ」とは本来イタリア語で、恋人間で交わす挨拶言葉のひとつであり、「ダーリン、ベイビー」などの英単語と同等の言葉です。
∗3)「フォルツァ」とは本来イタリア語で「力」や「パワー」といった意味の言葉であり、人を励ます為に使う事もあります。
∗4) 「ドゥオーモ」とは本来イタリア語で「ドーム」を意味する言葉で、イタリア各地の 街の代表格の教会、教会堂です。(神の家を意味します)

※この物語は創作であり、ストーリー進行の為に本来ある言葉の意味を創作者に都合よく合わせて変換し、使用していることが多々あります事をご理解ください。





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